この記事は2分で読めます。

グロスタイムとネットタイム

グロスタイムとネットタイムについてまとめます。マラソンの完走経験のある方なら、ゴール後にもらえる完走証を見て、ゴールタイムが2つあり、どっちが正しいの??と思われた方も多いでしょう。

基本的には、グロスタイムが公式タイム、ネットタイムがあなたのための記録と考えて下さい。それではそれぞれの詳細です。

グロスタイム

スタート号砲から計測が始まり、あなたがゴールラインを通過したまでの時間がグロスタイム(別名ガンタイム)です。東京マラソンや大坂マラソンなどの大きな大会になると、スタートラインには招待選手や一流アスリートが並び、その後申告タイムの早い順に並んでいくのが通常です。

つまり一般ランナーは、スタートラインからかなり後方に並ぶことになり、グロスタイムは42.195kmを実際に走った時間よりも数分もしかすると20~30分も遅くなることがあります。

そこで実際かかった時間を記録証に記載して欲しいという要望が起こりました。それがネットタイム(別名チップタイム)の始まりです。

ネットタイム

ネットタイム(チップタイム)とは、あなたがスタートラインを通過してからゴールラインを超えるまでに実際にかかった時間のことです。スタート合図の号砲がなってからの時間ではないので、あなたがどこからスタートしても影響はありません。

市民ランナーでも3時間30分前後で走るようなランナーは、グロスタイムを気にするようになりますが、そうでない方はネットタイム重視で大丈夫です。誰かにマラソン何分で走ったの?と聞かれたらネットタイムを答えて下さい。

ネットタイムは公式ではない・・と言いましたが、唯一「湘南国際マラソン」だけはネットタイムを公式タイムにしています。20,000人を超える大きな大会の英断ですので、日本陸連公認大会以外の大会は追従してほしいと思います。(例)横浜マラソン

まとめ

グロスタイムとネットタイムについてまとめました。グロスタイムはスタート号砲からあなたがゴールラインを超えた時間の事、ネットタイムはあなたがスタートラインを超えてからゴールラインを超えるまでにかかった時間の事です。

公式タイムはグロスタイムで、ネットタイムは非公式ですが実際にかかった時間であるため、市民ランナーとしてはこちらの方が重要です。ただし、初マラソンの人は制限時間を気にすると思いますが、その場合はグロスタイムで切られます。

スタート位置は申告タイムで決定しますが、偽りの申告をして前方でスタートしようとすると、迷惑ですしスピードが違うので転倒などの危険があります。偽り申告は止めて下さい。